腰痛の原因

最近、「テレビで、腰痛には腹筋をすると良い!と聞いて、腹筋をしたら腰痛が悪化した。。。」という声をよく耳にします。

それは、どういうことか説明したいと思います。

 

例1〉

「腹筋をする = 腹筋を強化する」

これをしたことで痛みが悪化したということは、腹筋が元々強かったことが腰痛の原因だったということになります。骨盤下方の恥骨に付着する腹筋が強いと、骨盤前側を引き上げる作用があるため骨盤が後傾し腰椎に負担がかかり痛みとなっていると考えられます。

腹筋をしたことで、それを促してしまい悪化してしまったと考えられます。

 

例2〉

逆に、腹筋をしてラクになった方は、腹筋が弱く後側の筋肉(背筋など)が強いことで骨盤が前傾し反り腰になり痛みが出ていたことになります。

弱っていた腹筋を鍛えたことで前後のバランスが良くなり、改善が見込めたのかと思います。

 

例3〉

咳き込むことが多かったり、花粉症などでくしゃみをすることが多かったりするのも腰痛の原因になることもあります。腹筋や背筋だけでなく、腰周りにはたくさんの筋肉が存在します。腹筋の一部ではありますが腹斜筋という筋肉があります。この筋肉は主に体を捻るときに使う筋肉ですが、呼吸補助筋としての作用もあります。咳やくしゃみなどをすることで、呼吸に関与する筋肉にストレスがかかり固まってきます。直接ではないですが、間接的に腰痛になることもあります。

 

3つの例を挙げましたが、まだほんの一部です。

このように同じ腰痛でも人によって原因が違うので、自分は何が原因なのかしっかりみてもらいましょう。

なかなか治らない腰痛も原因がわかれば、希望が見えてきますね!

 

お気軽にご相談ください。

 

                                 

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