半月板は膝の関節内に存在していて、内側と外側の2つで形成されています。
「膝の安定性の確保」「荷重伝達分散」「膝をスムーズに動かす」これらの機能に重要な組織です。
膝が捻られた状態での強い外力がかかると損傷しやすく、ジャンプの着地の仕方が悪かったり、
急な切り返し動作やターン動作などで損傷を受けることが多い疾患です。
また、前十字靭帯の損傷に伴って半月板も痛めることがあります。
損傷すると、関節の可動域も制限され、スムーズに曲げ伸ばしもしにくくなるため運動も困難になります。
半月板は基本的には血行がないため、自然治癒する可能性がありません。
重症度が高い場合は手術という選択になりますが、状態によってはしっかりした治療をすれば
手術をせずに痛みを緩和できる場合もあります。
当院ではトレーニング設備も備わっているので、手術後のリハビリとしてご利用される方もいらっしゃいます。
お気軽にご相談ください。
損傷した半月板は自然治癒は望めないため、半月板自体の治療は手術となります。
しかし、荷重時や運動時に、損傷した半月板に圧力が加わる事で痛みやロッキングとなるため、圧力をかかりにくくすることで
痛みの緩和に繋がります。
そのためには、患部の炎症を取る事、関節の隙間を確保する事が重要だと考えております。
損傷度合いによっては、手術をせずに運動に戻れるケースもございます。
当院での半月板の治療は、半月板に圧力をかかりにくくするための処置、手術後のリハビリとなります。
①アイシング
急性期や熱感、腫れなどの炎症反応がある場合は、アイシングで炎症反応を緩和させる目的で行います。
②電気治療
超音波治療にて、炎症反応の鎮静、腫れの緩和を目的として行います。
半月板損傷は、膝に水も溜まりやすいため水の除去にも超音波治療は効果的です。
③徒手療法
痛みや、受傷後の可動域制限などにより膝の運動に関わる筋肉も、過緊張を起こします。
それらの筋肉をマッサージやストレッチで柔軟性を確保する目的で行います。
④鍼治療
固くなった筋肉に鍼を打つことで、血流促進を促し筋肉の柔軟性を確保、痛み物質の除去を目的に行います。
⑤テーピング
痛みやロッキングが強いうちは、テーピングで膝のサポートをすることで、患部の安静を保ちます。
⑥トレーニング (リハビリ)
痛みや可動域が改善されて来たら、半月板の機能の1つである「関節の安定性の確保」を補う目的で、
膝周りの筋力を付けるトレーニングを行います。
段階を追って、低強度 ⇒ 中強度 ⇒ 高強度 と進めていくので、安心・安全に行えます。
↓↓↓ お問い合わせ・予約はこちら ↓↓↓