ランニングのように脚への負担が繰り返し加わる事で、下腿内側 (脛骨内側)に 付着している筋肉固くなり
骨膜が炎症を起こし腫れや熱感、痛みを伴う疾患です。
ランニングやジャンプだけでなく、サッカーやテニスなどのように急激な切り返しなどでも起こりやすいです。
軽度の場合は、運動できるほどの痛みなので我慢しながらも運動を続ける方が多く、重症化してしまうケースが多いです。
重症化すると安静にしていても痛みがあり、指で押すと局所的な激痛を伴います。
また、骨膜の炎症から疲労骨折へと悪化する可能性もあるため、初期の段階からの早期治療が重要となります。
シンスプリントは、脚にかかる負荷が繰り返されることで発症します。
なかなか安静にできないと重症化し、治るまでかなり長期間要する場合もございます。
患部に負担がかかる要因としては、単に使い過ぎというだけでなく、足首の固さや偏平足、臀部や大腿部の筋力低下なども考えられます。
このような要因がある為に、患部に負担のかかりやすい身体の使い方になってしまうので、患部のみならず下半身の異常を見つけアプローチしていく必要があると考えております。
①アイシング
急性期の患部は腫れや熱感があり炎症反応が強いため、アイシングで炎症反応の鎮静化を狙います。
また、筋肉の過緊張にもアイシングしながらのストレッチは効果的です。
②電気治療
超音波治療で、患部の血流を促し痛みの物質の除去と腫れの緩和を狙います。
高周波治療では、患部に付着している筋肉を電気の力で刺激することで筋緊張緩和を狙います。
③鍼治療
シンスプリントでは「ヒラメ筋」「後脛骨筋」などといった、深部の筋肉が固くなることが痛みに影響していると考えられます。
鍼では深部の筋肉にも直接アプローチができるので、電気治療や徒手療法では届きにくい部分の筋緊張緩和を目的としています。
④徒手療法
患部のみならず、股関節や足首の固さなども原因になるため、マッサージやストレッチで全体的なアプローチをしバランスを整える目的で行います。
⑤トレーニング
下肢の筋力バランスの崩れが患部に負担をかける要因になるので、バランスを整える目的で筋力が低下している筋肉を鍛えます。
⑥テーピング
痛みが強い場合は、患部への負担を減らす目的でサポート、もしくは制限をかけるテーピングを状態に合わせて行います。
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